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猫背

慢性的な不調を招く猫背は
継続的に改善しましょう

猫背

「姿勢が悪いよ」「猫背になっているね」と言われることで初めて自分が猫背になっていることに気づく方もいるくらい、猫背は無意識に引き起こされていることが多い不良姿勢です。
慢性的な肩こりや腰痛に悩んでいる方は、猫背が原因の可能性もあるかもしれません。
この記事では猫背になってしまう原因、猫背が原因となる主な症状、改善のためのポイントをご紹介します。
対処や予防に役立つ方法は自分でも行える簡単なものがたくさんあります。
ぜひご自身の日常に取り入れてみてください。

目次

猫背の原因となる日常の行動と主な症状

猫背の原因は身近なところにあります。
一度の行動が猫背を引き起こすわけではなく、身体のくせや習慣などで継続的に負荷がかかることで猫背になっていることが特徴です。

具体的に、どのような行動が猫背の原因になるのでしょうか。
また、猫背になることでどのような不調が生じるのかを、まずはここでみていきましょう。

猫背の主な原因

猫背の姿勢

・姿勢不良による筋バランスの悪化

普段の行動から姿勢が悪くなっている方は多いと言われています。
たとえば、「パソコンを見るときに首が肩よりも前に出ている」「スマホを見るときに必要以上に俯いている」「椅子に座るときに坐骨を立てずに背中を丸めている」「歩いているときに前ではなく下を見てしまう」といった身体のくせに心当たりはありませんか。
乱れた姿勢を続けていると全身の筋肉のバランスが乱れ、「使われすぎて疲弊する筋肉」と「使われないことで衰えていく筋肉」とが混在している状態になります。
筋バランスが悪化すると身体を適切に支えられなくなるため、猫背のような姿勢になってしまうのです。

・日常的なストレス

疲れ多忙プレッシャーといったストレスに日々さらされていると、心を落ち着かせる時間も十分に取れません。
リラックスできない状態が続くと身体も硬くなり、筋緊張を引き起こしやすくなっています。

肩の前側の筋緊張は肩を丸め、猫背の原因となります。

ストレスはネガティブなものばかりではありません。転職や結婚などポジティブな変化であっても、環境が大きく変わることでストレスとなり蓄積することがあります。

・運動不足

日頃あまり運動しない方、出歩くことが苦手な方は、運動不足による筋力の衰えに注意が必要です。
筋肉は使われることで筋力が保たれますが、筋肉を使う機会が少ないと筋肉は怠けてどんどん衰えていきます。
身体を支える筋力が不足すると、俯きがちになったり、防御姿勢のように身体が丸まりやすくなる傾向があると言われています。

・背が高いことのコンプレックス

憧れられることも多い長身の方ですが、人より背が高いことをむしろ気にしているといったケースも実はよくあることです。
背が高いことにコンプレックスがあるため無意識に背中を丸める姿勢になってしまい、それが日常的であるために猫背の姿勢としてくせ付いていることも珍しくありません。

猫背の主な症状

頭をかかえる女性

猫背の代表的な弊害は、姿勢の乱れから筋緊張が起こってコリや痛みといった不調を引き起こすことです。
次のような症状が出ている方、慢性化している方は自分が猫背になっていないかよく確認してみましょう。

・頭痛

俯き姿勢が多くなると猫背になり、首の骨の自然なカーブが失われ、ストレートネックと呼ばれる状態になることがあります。

頭は身体の部位の中でも重みがある部分です。
真っ直ぐになった首は頭の重量を適切に支えられなくなり、首や肩の負担を大きくすることで頭痛の症状が出ることがあります。

・肩こり

猫背のような正しくない姿勢は、筋肉に必要以上の負荷をかけてしまう場合があります。
過重な負荷は筋肉が本来すべき働きを鈍らせるため、筋肉の疲労や緊張のもとになるのです。
特に猫背になると、肩に負担がかかることが多いと言われます。
筋肉が硬くなると血流が悪くなり、肩こりの症状を引き起こすことがあります。

・腰痛

姿勢のよい方は立つために全身の筋肉がバランスよく使われています。
しかし、猫背の方は背骨が丸くなり、骨盤が前傾になるといった身体のゆがみが生じやすくなっています。
身体にゆがみのある状態では筋肉の働きのバランスが悪く、上半身の重さを適切に支えられなかったり、下半身から伝わる刺激をうまく受け止められなかったりします。
そのため腰痛になりやすい傾向があり、慢性化するとぎっくり腰のような急性腰痛や疾患のリスクも高まっていきます。

・手足のしびれ

猫背によって筋肉が緊張して硬くなっていると、神経を圧迫して手のしびれを生じることがあります。

また、猫背の姿勢のままデスクワークなどの作業を続けていると、骨盤や腰椎にゆがみが生じることがあります。
骨盤や腰痛のゆがみは足のしびれを招く要因の1つです。
脊髄を圧迫する脊柱管狭窄症も、足にしびれを生じる原因の1つに挙げられます。

猫背の対処や予防は継続的な行いが大切

猫背を改善したい方に気に留めていただきたいことは、猫背は短時間で解消するものではないということです。
もちろん、意識して姿勢を整えたりマッサージを受けたりすることで、一時的に姿勢がよくなることはあります。
しかし、根本的な解決には筋緊張や筋力不足を解消して、意識しなくても正しい姿勢を維持できるようになることが大切だと言えるのです。
ここで挙げる方法を参考に、継続的に行うことで改善に役立ててみてください。

猫背の対処法

良い姿勢

・意識して姿勢を改善する

猫背を改善するには、まず自分がどのような行動をしているときに姿勢が悪いかを自覚する必要があります。
近くに鏡や窓があるとき、ふとした瞬間の姿勢の悪さに気づくことも大切です。
意識することは改善の第一歩になります。
たとえば、例に挙げたような習慣があったときには次のような改善を試みてみましょう。

パソコンを見るときに首が肩よりも前に出ている:腰から背中、肩、後頭部のラインが一直線になるよう意識し、首が出ないようにする。
必要であれば机や椅子の高さを調節し、画面やキーボードの位置を整える。

スマホを見るときに必要以上に俯いている:なるべく俯きの少ない姿勢で見るようにする。
スマホを持った手を上にあげると目線を上げやすい。

椅子に座るときに坐骨を立てずに背中を丸めている:坐骨を意識し、骨盤が地面と垂直な状態で座れるようにする。
(座っている際の猫背は、骨盤は主に後傾しています)

歩いているときに前ではなく下を見てしまう:目線を前にすることで、俯き姿勢を少なくしましょう。

・筋肉の緊張をほぐす

肩や胸の筋肉が硬くなっていたら、マッサージをしてよくほぐしましょう。
いくら姿勢を整えようとしても、筋肉が硬くなっているとこわばりのある方向へ身体が引っ張られてしまうため、猫背の根本的な解消にはなかなか繋がらないこともあります。
肩甲骨や肩の前側、大胸筋のある胸のあたりが柔らかくなると、正しい姿勢の維持も楽になると考えられます。

・エクササイズを行う

猫背の解消に役立つエクササイズにはさまざまな種類があります。
両手と両膝を床について四つ這いになった状態で、腰を反らせたり丸めたりすると肩甲骨や腰まわりの柔軟性を高めることができます。
うつ伏せの状態から肩の横あたりに両手をついて上半身を反らす動きも、胸の前を開いて背中の丸まりを解消することに役立ちます。
これらを習慣化し、できる限り毎日行って猫背の改善をめざしましょう。

猫背の予防法

ストレッチの様子

・日常的な運動

運動することで血流が確保され、筋肉のこわばりを防ぐ効果が期待できます。
また、衰えていた筋肉も鍛えることができるため、全身の筋バランスを整えて猫背を予防することにも役立ちます。
ウォーキングや体操など、簡単な運動を日頃から取り入れてみましょう。
運動が苦手な方も「いつも電車に乗る一駅分を歩いてみる」「エスカレーターやエレベーターよりも階段を多く使う」など、身近なところから運動を取り入れてみてください。

・継続的な姿勢の改善

姿勢は一日で改善するものではありません。
猫背の姿勢が染み付いている場合、対策をして改善したと思っても身体が猫背の姿勢を記憶しているため、またすぐ悪い姿勢に戻ってしまうこともあるのです。
猫背の対処や予防は気づいたときだけ行うのではなく、継続的に実施することで根本からの解消を図りましょう。

・息抜きをする

ストレスを溜めないことも大切です。
好きな映画を見たり、音楽を聴いたりしてリラックスできる時間を取りましょう。

また、アロマやハーブを活用することもおすすめです。
リラックス効果の高い精油でアロマテラピーを楽しんだり、ハーブティーを飲んだりすると気持ちを落ち着ける効果が期待できます。

その他、大きな声で歌う、旅行に行く、絵を描くなど、好きなことに没頭している時間は、悩みや心配事を忘れられる場合があります。
好きなことを思い切り楽しんでストレスを発散しましょう。
ストレスを緩和することで、筋緊張を緩和しつつ身体が防御姿勢になって丸まっていくことの予防に繋がります。

・専用グッズの活用

猫背の予防には専用グッズを使うこともおすすめです。
猫背の改善ベルトは肩を固定して胸を開いた姿勢を保つため、肩が前側に丸まってしまう方は使うことで改善が期待できます。
自宅で運動やストレッチをするときは、ストレッチポールやヨガブロックを使ってみるのもよいかもしれません。
ストレッチポールには凹凸が付いているものもあり、マッサージ効果も期待できます。

内藤接骨院の【猫背】アプローチ方法

施術

●波動テープ療法

バランスを整える事で、血流や呼吸を整え、筋肉の緊張など緩和する事で、結果として出ている”痛み”や”違和感”を改善していきます。

●手技

固くなっている筋肉に対して、直接刺激をしゆるめていきます。
筋肉がほぐれることで血流の確保、私生活で身体についた身体のクセなどを改善します。

●ウォーターベット

水の噴射により全身をほぐしていきます、優しい刺激なので受ける際に緊張しずらく、リラックス効果血流の改善効果があります。

●干渉波

こり固まっている部分に対して電気刺激による収縮と拡張を起こし、血流や緊張を改善します。

著者 Writer

著者画像
内藤 寛人
【生年月日】 1987.11.28
【血液型】 A型
【出身地】 神奈川県茅ケ崎市
【保有資格】 柔道整復師
【趣味】 ゲーム

▼患者様へメッセージ
テキストが入ります。

MEDICAL

保険施術アイコン

保険施術

施術には「保険施術」と「自由施術」という2つの種類があり、一部の症状では保険が適用されます。

どのような症状で保険施術を受けられるのかについて、自賠責保険・労災保険ともあわせてご紹介しています。

波動テープ療法アイコン

波動テープ療法

波動テープ療法はオリジナルのテープを使用することで、不調の出ている部分に働きかけていきます。

捻挫や打撲といったケガや原因の分からない慢性的な不調にも効果が期待できます。

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干渉波療法

干渉波療法は電気を使用した物理療法の1つですが、ピリピリとした電流の感覚が少ないことや、深く広い範囲に作用するという特徴があります。

首や肩のこり、腰や膝の痛みといった慢性症状も効果が期待できます。

ウォーターベッドアイコン

ウォーターベッド

ウォーターベッドはマットレスの部分を水で満たした特殊なベッドになり、通常のベッドはスプリングの弾力で身体を押し上げているのに対し、ウォーターベッドは水の浮力で身体を支えます。

痛みやこりを取り除く効果やリラックス効果が期待できます。

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手技療法

手技療法は薬や器具などを使用せず手で行う施術になります。

筋肉の硬さをほぐし緊張を取り除きながら動きをよくするとともに血流を促します。

慢性症状にお悩みの方におすすめです。

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交通事故施術

交通事故はいつどこで起こるかわからないものです。

このページでは「交通事故のよくあるケースと主なケガ」「交通事故施術の内容」「交通事故に遭ったときの対処の流れ」をご紹介しています。

万一のときにも落ち着いて行動できるよう心がけましょう。

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固定療法

固定療法は患部の症状に応じた適切な固定をして、回復を試みる処置のことです。

包帯やベルトなどを使用して固定するため動かしても痛みを感じにくく安静を保てるのが特徴です。

予防や再発防止の効果も期待できます。

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